建築設計3aスクーリング
おはようございます。
建築設計2aに続いて3aもスクーリングを受講しました。
テーマは大都市近郊の住宅地の一街区に建つ、図書館を主体とした複合コミュニティ施設の設計。まちかど図書館+まちかどギャラリー(ラーニング・コモンズ)
「まちかど」と最近ひらがなで書くのが流行っているようで。「街角」と同じ意味で良いのかしら?
要求される成果物は
さて、3日間のスクーリングです。
1日目AM:zoomにより講義。課題説明。
1日目PM:各自オフラインで課題のエスキスを作成→提出。
2日目AM:zoomにより講義。各自の提出物に対しての先生のコメントを。
自分が提出したものはコチラ。
コチラが不評でございました。先生のコメントは下記の通り。
・敷地に対して建物を斜めに配置する意味がわからない。
・路地ではない。
根本的ですね。名前はウケが良かったのですが。それだけです。よって名前だけ残して一からやり直しです。
2日目が終わった後にコメントを元に修正。修正後にオンラインで先生のご指導をいただいて。
そして更に修正を加えてスクーリング3日目AMまでにプレゼンテーションの最終版をオンラインで提出。
3日目のPMはzoomにより講義。各自の提出物に対して先生のコメントをいただきます。
自分の提出したものはコチラ。課題の敷地は具体的に示されていますが、地主の許可をとっていないので削除しています。
先生のコメントは、下記の通り。
・半野外空間を中心に据えたのは面白い。
・路地感を出すために、屋根高さ、通路幅を様々にした方がよい。
・センターは整形でない方が良いのは。
・図書館の屋上の利用と地上との関係を考えること。
・ゾーニングがわかりやすい。
概ね高評価でしょうか?もちろん社会人が多い通信教育なので、先生の言葉選びも慎重です。
発表時に「中心のワークショップスペースをチラッと見てそのままシレッと通り過ぎることができるので、参加へのハードルが低くなる」と根暗な発想を説明していたら、他の受講生に感心していただきました。根暗も個性ですね。
先生のコメントも全て納得です。次回につなげます。
3aは2aよりも条件が色々と付与されていて、レベルは上がっているけれど設計しやすかったです。条件を細かく与えられて考えることに慣れているので制約を満たしていけば何とかなるという、ある意味では考えることを放棄しているのかもしれない。自由な発想って難しいですね。
さて、この模型もお気に入りで部屋に飾ってあります。A3判なので場所をとっていますが(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
建築構造学1演習のスクーリング
おはようございます。
忘れないうちに建築構造学1演習のスクーリングの備忘録を記録します。
スクーリング授業は本来ならば3日間、朝から夕方までスクーリング会場で直接先生のお話を伺うのだけれど、このご時世なのでインターネットでの授業となりました。
1日目と2日目の授業はYouTubeの視聴。これが良い。好きな時間に何回でも、わかるまで見られました。本来の授業時間ではない早朝にも見ていました。
そして、見終わって課題作成。そして提出。会社事務所の平面図をもとにRC造かS造を決めて構造設計をする課題です。与えられている条件はほぼ平面図だけなので、どんな環境なのか等々は各自で設定することとなりました。
3日目はzoomによる授業。メインは各自が提出した課題に対する先生のコメントです。
自分が提出した課題は下記です。
与えられてないけれど、自分で設定した条件は次の通りです。
・2フロアでエレベーターがないので、単独の事務所。
・1フロアの面積が大きいので、都心部ではなく郊外。
・机が多いので勤務している人数は多め。だが食堂等の施設はないので、郊外の建物密集部。
そこから考えた構造は、
・防音に有利なRC構造に決定。
・室の中に柱があると使いにくいので、部屋の端に設ける。
・階段室は独立。
・ピッチが細かくなるので小梁は設けない。
そして、先生のコメントは。
・うん。うん。まぁ、うん。良いのではないでしょうか。
発表順が最後の方でコメントが出尽くしたのと、設計が教科書通りすぎてコメントのしようもなかったものと解釈をしました。小梁もないし、RCにしたので耐力壁もなく、もっと冒険してコメントを頂いた方が勉強になったかなと少々後悔。安全策で小さく纏まりすぎました。
他の方のコメントには下記のようなものがありました。
・1階に柱のない位置に2階の柱を建てるのはNG。(岡立ち柱)
・柱の密度は均等が理想。次は左右上下対象。右が疎、左が密のようなのは避ける。
→建物中心部に大空間を設けるのはありのようです。
・小梁を斜めに設けるのはなくは無いけれど少ない。
・耐力壁を片側に設けると、捻れる。均等が大事。
パッと見でシンメトリーならば第一段階クリアのようです。
面白みには欠けますけれど。。。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
建築設計2aスクーリング
おはようございます。
建築設計2aのスクーリングの忘備録です。
スクーリングなのですがzoomもなくYouTubeもなく課題に取り込み、ステップ毎に大学HPの掲示板に提出してチェックしていただく授業でした。途中のチェックは最低2回。追いつくのが大変です。
テーマは「都市の水際の施設」の基本計画。
芝浦の運河と高速道路に挟まれた土地に平常時と非常時の連携の取れた、水辺環境に配慮した美しい建築空間。国際的なとしての新風景の提案。街とともに進化する、寛容で魅力ある機能、かたち、空間の提供とのこと。
成果物はプレゼン資料。配置図と断面図、模型は必須。図面は1/200。模型は敷地と周辺を含むこと。テーマやコンセプトを言葉やダイアグラムで簡潔に表すこと。
敷地は課題では示されていますが、地主の許可を得て設定しているわけではなさそうなので伏せておきます。
1回目:エスキスチェック。アイデア出しなので思いつけば一瞬。思いつかないと地獄。
2回目:スタディ模型。ざっくりと画用紙とセロテープで作りました。小学生の夏休みの工作レベルになってしまったので、スタディ模型は本模型ができたら即処分しました。
3回目:プレゼンテーション。模型もしっかり作ってプレゼンボードを作成して提出です。A1判を前提にパワポで作成。おそらくは一度A1判でプリントアウトして見た方が良いですね。PC画面上だけで完結して提出できますが、サイズ感が分かりにくいです。大きいとイメージが変わりそう。
期限は実質3週間。何もないところから自力で作り上げていく感じで、最後の2週間はひたすらに部屋で模型を作り上げていく作業でした。曲線の多い建物デザインにしてしまったので模型作りが大変。これは次回への反省です。成果物は下記です。
先生のコメントは下記でした。
・ダイアグラムがわかりやすい。空間の構成が表現できている。
・スケッチはアイディアとイメージが豊富だが、模型はイマイチ。
・スケッチ通りとするならば塔屋もガラスボックスで軽快感のある仕様が良い。
(デザインの統一)
・スケッチはガラスの金魚鉢が包んでいるイメージ?
・具体的な建築の用途、平面的なプランニングを考えながらデザインを進めること。
・シンガポールのマリーナベイサンズの断面図などを参考にランドスケープ、水施設の収まるように設計すること。
・敷地の外構デザインは建物と一体になるように考えること。
・片持ちでこれはキツい。
・エレベーター、階段、トイレなどは最低限の施設しかないので、設計にあたっては必要施設を熟考すること。
正直、イメージを図面化してモデル化するだけの実力がなかったので、作れる形を模型にしたのです。これでもスラブに透明部を入れる作業が大変すぎて。模型だけでも四苦八苦な建物を実際に建てられるのか?と問われれば「建てられる現実的なデザイン」を考えていくのも大事だな、と思いました。更にイメージ図が良かったようですが模型はデザイン的にはイマイチとの評価をいただいて。センスを磨かないといけませんね。
余談ですが、この模型はしっかりと自立しています。このバランス感覚は自画自賛していて実は模型のデザインもお気に入り。未だに部屋に飾っています(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最近はオンラインスクーリング
こんばんは。
最近の全日の大学でもzoomで授業をすると聞きますが、通信のスクーリング授業もzoomやYouTubeです。
というか、通信教育のスクーリング授業こそオンラインで良いのでは、と思う今日この頃です。
部屋をきれいに、机を片付ける、と言ったプレッシャーはあるけれど交通費が掛からないのは魅力的だし資料も拡大して見せていただけるのでありがたい。
YouTubeで開講した講義は何度も受けられてとても良かったし。好きな時間に受けられるし。
Zoomも顔も資料も拡大できるので見やすいので思ったより良いです。操作も意外と簡単。
ただ最も大きな欠点は実習だと模型を家で作るので時間制限がなく、どこまで頑張れば良いのか迷宮入りするということ。
教室でのスクーリングだと課題を置いていくのが前提なので時間制限があるし、みんなやっている横目で見られるので何となく到達点を設定できるし課題を教室に置いて行くので強制終了するけれど、家でやると到達点でがわからないし、ハマると強制終了せずに明け方まで課題を作り込んでしまい翌日がボロボロになってる。
良し悪しかな。選択できるようになると良いな。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
木材会館の中
こんばんは。
木材の利用の推進の方針にのってRC造やS造で内装に木材を使用した例があるそうな。
その一つが東京の新木場にある木材会館。
外観にも木材多用。木材はグレーに、コンクリートは黄色く経年変化して馴染むそう。
型枠の木目を移したコンクリート。築10年で馴染んできてる。
ロビーに入ると正面にはガラス張り。彩光とともに借景。
広がりを見せるとともに明るい箇所があると人は明るい方に進むから方向感覚がなくならないで済むらしい。
ロビーのベンチは角材を積んで接着剤を使用して固定したもの。経年で割れたらしい。
割れたところは樹脂で埋め込んでいる。
茶室は火災時には天井裏に煙を貯めるという考えの吊り天井。
なるほどね。雰囲気良い感じ。
部屋の隅のしつらえは、こんな感じ。畳と木材建て具とコンクリート壁の異素材だけれど見事にマッチ。
集会室には小上がりが。使い勝手は不明だけれど木材の迫力。
ライティングは一様に照らすのではなく角などの変化点だけ照らすスポットライト。照度分布をバラつかせても人は明るい方を見るので明るく感じるらしい。印象としては意識高い系の薄暗い室内。
壁の角材はボルト🔩締め。
木材は呼吸しているので、動けるように。将来に割れが出た時に部分的に直せるように。
接着剤を使用すると、くっついて入るけれど経年で割れるのだそう。ロビーのベンチはその失敗例。
背割りをするとそりや割れが防止できるらしい。全ての材に入っていました。
全体に木材多用で大会議室も木材多用。
最上階で木梁使用。柱も木。床も木。耐震壁は鋼材を木でサンドイッチ。窓は溶融亜鉛メッキの引き戸でベランダ付き。ベランダをつけることにより火災時の避難に有利。リフレッシュにも有効。ただ机と椅子は現代的。コンクリートに慣れていると木材で統一されるよりも逆に安心する。撤去したら木質空間になるんだな。使われ方次第。
木材会館の内装は手本となるべき木質内装の手本。まずは手本として頭に刷り込んで自分の設計に生かしてゆくのが良さそう。
勉強になりました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。